小型のミニPCが人気です。エントリーモデルから、そこそこ動くミドルレンジのミニPCまで非常にラインナップも充実している。
少し前まではミニPCといえば、あまりスペックが良くなく、もっさりした感が拭えませんでした。しかし、ここへきてやっとこ普通に使えるレベルになってきた。
ボディは本当に小さく、ちょっとしたお弁当箱くらいの大きさに通常のデスクトップPCにあるインターフェイスはほぼ揃っている。さらにこの小さいボディの中に2.5インチサイズのHDD・SSDを収納できるというのだからホント驚き!
そんな小型ミニPCの選び方、さらにオレの購入をしたミニPCレビューやおすすめのミニPCをチェックしてみよう。
この記事に書いてあるコト
ミニPCの選び方
現在販売されているミニPCは本当に小さい筐体ではあるが、基本性能はきちんとしている。ほぼ考えられるパソコンとして能力はあると考えていいいだろう。
その中でも、選び方により使い勝手が大きく変わる場合もあるので、ちょっとチェックをしてみよう。
CPUとメモリ
ミニPCと言っても、そこそこのCPUはついている。具体的には「Celeron」あたりのプロセッサーは乗っていることが多い。
もちろん価格が高くなれば「Intel Core」などが乗っている場合もあるが、そこまで必要かは考える必要があると思う。ほとんどの方がこのミニPCを購入する際上限を3、4万円程度と考えているサブ機という位置付けではないだろうか。
であれば、他にメインPCがあるはず。そのようなことを考えればCPUはそこそこのものでOK。さらに価格も3万円前後というのがいい線であると考える。
またメモリについては、ほとんどのミニPCはメモリの増設はできないと考えるほうがよいだろう。ある程度の性能や作業を考えている場合は8GBメモリを確保するとよいだろう。
ミニPCをどこに設置するか
ミニPCは非常に小さい筐体のため、置き場所には困らない。それでもある程度は置き場所を考えておくとよいだろう。
具体的にはテーブルなどに据え置きにするのか、液晶モニターなどの裏面に取り付けるかとなる。
テーブルなどに据え置く場合はUSBなどPCになんらかのデバイスを取り付ける場面が多いときにとても便利だ。目の前にあるのだからね。
液晶モニター裏に取り付ける場合は非常にスッキリとするが、インターフェイスにアクセスがやりにくくなることも覚えておこう。
モニターをいくつ使用するか
現在のミニPCのインターフェイスは非常に充実をしている。ミニPCといえども普通にマルチモニターができるようになっている。
具体的にはHDMIが複数搭載されていたり、HDMIとVGAが合ったりと自由度もある。
どのようなモニターを何台使うかを事前に確認して、必要なインターフェイスを確認することはとても大切だ。
HDD・SDDの拡張性
お弁当箱くらいの小さい筐体であるミニPCだが驚くことにHDD・SDDが拡張できるものも多い。
通常は筐体のパネルを開けて、自分でHDD・SDDを増設することになる。ただ注意するのはこの筐体を開けると保証がなくなるということが多い。
そのあたりは多少自己責任になることを注意しよう。
それでもミニPCを音楽やビデオ視聴に使いたい方は大容量ストレージが欲しくなってくるだろう。なのでこのストレージの拡張性があるかをチェックすることは大切ね。
キーボード、マウス、モニターは用意する必要がある
ミニPCは基本的にPC本体とACアダプター、ケーブル類のみとなっている。
そのため別途キーボード、マウス、モニターは容易する必要があることを覚えておこう。キーボード・マウスは1つのレシーバーでまかなえるモデルが良いと思う。
ブルートゥースのマウス・キーボードでもいいが、けっこうブチブチ切れる事が多かったので、やはりレシーバーがあるタイプがおすすめよ。
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ミニPC人気・おすすめ5選
ミニPCの人気、おすすめモデルをちょっとチェックをしてみよう。
価格帯も2万円弱から4万円程度までの廉価版ミニPCをチェックしてみた。
CHUWI GBox ProミニPC Intel Apollo Lake CPU搭載
出典:アマゾン
- 【基本スペック】[CPU]Intel Atom プロセッサー(クアッドコア-4スレッド、1.6GHz)
- [重量]約580g
- [本体サイズ]18.7cm×13.8cm×3.7cm
- 【メモリー/ストレージ】4GBメモリー、64GBストレージ
- [増設可能(ご注意:付属なし)] SATA3 HDD、マイクロSDカード(128GBまで)
- 【主なインターフェース】1×USB Type-C、 2×USB 3.0 Type-A、 1×マイクロSDカードリーダー、1×有線LAN
- HDD増設用ベイ付き、1個のSATA3 2.5インチハードディスク追加可能
- 【OS】Windows10 Home 64ビット
- [無線LAN] 802.11 a/ac/b/g/n、2.4GB+5GB(Intel 3165)
- [有線LAN] ギガビットイーサネット(RJ45)
ミニPCを考えているなら、まずはこのCHUWI GBOXをおすすめしたい。コンパクトボディに必要なものは全て詰まっている。
裏面を開ければ2.5インチHDDやSSDを増設が可能。メモリ4GBのストレージが64GBも普通に使える。インターフェイスも充実していて古いVGAからTYPE-Cまである。
VGAとHDMIを使えばマルチモニターもイケるというスグレモノ。
BMAX ミニPC、Intel Celeron J4115 プロセッサ Windows10
出典:アマゾン
- CPU: インテル Celeron J4115プロセッサープロセッサー周波数:最大2.5Ghz
- グラフィックス:Intel HD Graphics 600
- メモリ:LPDDR4 8GB
- ハードディスク:128GB SSD
- 拡張可能なストレージ:ブートドライブとして使用できるM.2 SATA
- USB: 2x USB 2.0, 2x USB 3.0 ,2x type-cポート
- 2x HDMI 2.0(4K Ultra HD出力をサポート); 1 x VGA
- イーサネットポート:1000 Mb/s LAN対応
- マイクロSDカードスロット
3万円以下でメモリ8GB、ストレージ128GBのWindows10ミニPCが手に入る。いい時代になったものだ。
インターフェイスは古いVGAとHDMIがデュアル。もしやトリプルモニターができるのだろうか。
追加ストレージはM.2 SATA、もしくは2.5インチのHDD・SSDが使える。
skynew 小型パソコン ファンレス 静音ミニPC
出典:アマゾン
- 【CPU】Intel Celeron 4205U (2コア/2スレッド 1.8GHz )
- 【メモリ】 8GB SO-DIMM DDR4L
- 【ストレージ】128GB M.2 2280 SSD 、7㎜厚 2.5インチHDD増設可能
- 【本体重量】 約0.646kgs
- 【グラフィックス】Intel UHD Graphics 610 (ビデオメモリ:メインメモリと共有)
- 【無線】 802.11ac 2.4G&5G 、Bluetooth 4.2搭載
- 【オーディオ】Realtek HD ALC269
- 【有線LAN】10/100/1000 Mbps (Realtek RTL8111F)
- 【インターフェース】1xHDMI、1xDP、1xLAN、4xUSB 2.0、2xUSB 3.0、1xUSB 3.1(Type-c)、1x音声出力
- 【OS】Windows 10 Pro 64ビット
筐体丈夫にこれでもかっていう放熱ヒートシンクが付いている小型ミニPC。
メモリ8GBのストレージが128GB、CPUはセレロン。基本性能は問題なし。メモリは増設可能で1スロット開いている。最大64GBはすごい。
映像がHDMI1つにDPポートになっている。側面にはWIFIアンテナが2本つくので、つかみはいいと思う。
skynew 小型パソコン ミニPC【SSD 64GB】【メモリ4GB】
出典:アマゾン
- 【CPU】AMD A6-1450 (4コア/1.0GHz/最大 1.2GHz/ 2MB スマートキャッシュ )
- 【メモリ】 4GB DDR3-1600KHz
- 【ストレージ】64GB SSD M-SATA
- 【本体重量】 約0.62kgs
- 【グラフィックス】AMD Radeon HD 8250 (ビデオメモリ:メインメモリと共有)
- 【無線】 802.11ac 2.4G&5G (Qualcomm Atheros AR9462)、Bluetooth 4.0搭載
- 【オーディオ】Realtek HD ALC662
- 【有線LAN】10/100/1000 Mbps (Realtek RTL8111F)
- 【インターフェース】HDMI×1、VGA×1、LAN×1、USB3.0×2、USB 2.0×4、音声出力×1 マイク入力×1
- 【OS】Windows 10 Pro 64ビット
skynewの廉価版ミニPC。上位のヒートシンクがあるヤツと悩む。
メモリスロットは1つしか無いので、増設は既存の4GBを外すしか無い。CPUはAMD。
基本のインターフェイスはある。VGAがついているので古いモニターを使う場合は助かる。HDMIでマルチもイケるだろう。
ただ、1万円プラスして上位のskynewのほうが良いかもしれない。長い目で見れば・・・
Jumper EZbox i3 ミニパソコン ミニPC
出典:アマゾン
- 【Intel Core i3 高効率パワー】マルチタスクに強い第 5 世代インテル Core i3プロセッサーを搭載
- 【8GB DDR3L 128GB SSD】高効率パワーのメモリ8GB、ストレージ128GB SSD
- 【無線WiFi /高速サーフィン】 無線802.11 b/g/n + Bluetooth 4.0搭載
- 【有線LAN】10/100/1000 Mbps
- TFカード最大サポートは128Gまで拡張可能
- 【グラフィックス/Win10搭載】Intel HD グラフィックス
- DC×1、USB 3.0×2、USB 2.0×2、Type-C×1、Audio jack×1、SD×1(最大128GBサポート)、HD×2、Giga RJ45×1(VESA MOUNTと2.5 HDDをサポート)
マルチタスクに強い第 5 世代インテル Core i3プロセッサーを搭載されているので、ミニPC中でも、かなりの作業に耐えられる。
メモリ8GBのストレージが128GBあるので、基本性能はバッチリ。HDMIも2個あるのでマルチモニター環境も簡単に構築できる。
まとめ
ミニPCはこれまでCHUWIとBMAXを購入してみたが、この2つともかなり問題なく使える。
今のミニPCは普通使いであれば、まったく作業をするに不服なし。ノートPCみたいにキーボードが熱くなることもないので、非常に快適だ。
インターフェイスも充実しているので、これもノートみたいにハブを増設することもない。ファンレスの機種も多いので、静かで、もちろん低電力。
24インチあたりのフルHDモニターなら1万程度で購入できるので、マルチモニター環境のPC構築が5万円でお釣りが来るなんて・・・いい時代になったものだ。