ホンダCB223Sは本当に手軽なバイクだ。気をはらず、また余計なことを考える必要がない。250cc単気筒の軽量バイクがもたらすお手軽さというのは、身も心も軽い。
バイクで走り出すということが、こんなに気が楽で楽しかった・・・そんなことを思い出させるようだ。
しかし、当然ながら、気楽で楽ちんということは、その裏面も存在する。それは所有欲や満足感という部類のものだろうか。
そう、CB223Sもやはりデメリットというか短所的な部分もたくさんある。
もちろんエンジンが40psもあればいいとか、高速を120km/hでストレス無く巡航したいとか・・・そんな無茶ぶりをしても仕方ない。
それでも、できれば、このくらいはどうにかしてほしかった・・・そんなCB223Sに対してのちょっとした不満をぶっちゃけてみよう。
この記事に書いてあるコト
あと、もうちょっとエンジンパワーを
CB223Sに搭載されているエンジンは223ccというちょっと微妙な排気量のエンジンだ。同じ感じのエンジンにヤマハセローなどに搭載されていた225ccエンジンなどがある。
そんなセローも2005年には第6世代として250ccエンジンが積まれている。
できれば、このCB223Sも250ccエンジンを搭載してもらいたかった。もちSLやFTRというバイクの存在あってこそ、このCB223Sも生まれたのだから、そこは仕方ないが、ぜひともスケールアップをしてほしかったと思う。
なんといっても、やっぱりエンジンのパワーはない。
昔乗っていたカワサキKDX125やヤマハのDT125のツースト軍団よりも力がない。
まぁ、いいんだけど。
モノサスではなくリア2本サスペンション
なぜ、CB223Sはモノサス(1本サス)なのだろう。
同時期に存在をした、兄貴分的な存在のCB400SSというバイクがある。
こいつはしっかりとリアサスが2本タイプだ。
このようなシルエットのバイクは2本さすが、やっぱ似合うと思う。CB223Sも同様ではないだろうか。
モノサスになるとリア周りのスカスカ感が妙に気になる。
まぁ、いいんだけど。
メッキタイプのマフラー
いつも思うのだが、このカッコ悪いマフラーはなんだ?
このあたりは空冷シングルエンジンなのだから、ぜひともキレイなメッキマフラーを採用してほしかった。上にあるCB400SSのマフラーで問題ないですよ。
もちろん、メッキ系のパーツやマフラーはサビにも弱いのはわかる。
でも、やはり所有欲という意味ではマフラーはけっこうバイク側面からの顔ともなる。ホントメッキ系のキレイなマフラーを採用してほしかった。うん。
まぁ、いいんだけど。
キックスタート
CB223Sの側面をさらにズームアップしてみると・・・シングルエンジンにつきものである、キックスタートがついていない。CB400SSにはついているのに。
エンジン側面には、しっかりとキックを取り付けるための部分も存在する。
そりゃ、セルが付いているからいいでしょ・・・そうではない。やはりシングルエンジンはキックでエンジンをかけたいという、気持ちがあるんですよ。
ホント、キックがついていれば、愛着もさらに深まっと言うもんだ。ただ、キックが付いていてもセルを使ってしまうというのは内緒ね。
まぁ、いいんだけど。
6速ミッション
元となったホンダSL230のエンジンと同形式のMD33Eとなっている。で、トランスミッションは6速なのよ。SL230は。いろいろ制約あるし、環境関連でパワーダウンしているのはわかるけど、6速は欲しかった。ホント。
まぁ、いいんだけど。
丸いウィンカー
なぜCB223Sは角ウインカーなのだ?CB400SSもSR400も、みんな丸ウインカーじゃないか。
ぜったいにこの手のバイクは丸ウィンカーのほうがかっこいいはずなのに・・・謎だ。謎は深まるばかりだよ。
まぁ、いいんだけど。
もうちょい大きいヘッドライト
CB223Sを正面から見ると、なんかヘッドライトが小さめで、間抜けな顔に見える。マジで。
ほんのちょっと、あとほんのちょっとでいいので、すこし大きいヘッドライトにしてほしかった。
それと、ヘッドライト下のスカスカ感もある。ここもどうせならホーンをダブルにして埋めてほしかった。そーすれば、けっこういい面構えになったと思うのだが。
まぁ、いいんだけど。
タコメーター
このメーターはあかん。
CB223Sのメーター周りは、まじで所有欲とか満足感というものから、遠いところにある。
せめて・・・タコメーターを付けてくれるだけで、かなり違ったと思う。そりゃ、このCB223Sの使う回転数や、実際に回すかと聞かれれば、必要ないかもしれない。タコメーターなんて。
でも、CBという名がついているのだから、ぜひタコメーターは付けてほしかった。たぶんCBと名がついているバイクでタコメーターがないのは、このCB223Sだけ・・・のはずだ。CB50にだってタコメータついていたんだぞ。
まぁ、いいんだけど。
キレイな造形美のシングルシリンダー
SR400までキレイなエンジンとは言わない。でもせっかく空冷シングルエンジンなのだから、ちょっと、もうちょっとでいいので、キレイな造形美のエンジンにしてほしかった。
こうやって見ると、ホントSR400てキレイなバイクですよね。
くらべてしまおう。CB223SとSR400を。
ホント、もう少し、ほんの少しでいいから、がんばってくれれば、このCB223Sもとてもキレイで、かっこいいバイクになったと思うのだが・・・どうだろう。
まぁ、いいんだけど。
まとめ
CB223Sをさんざんディスったが、かなり気に入っているのも事実だよ。
あばたもえくぼ・・・ってヤツ?
そう、こいつはそばにいると、空気のような存在だ。手もかからないし、文句も言わない。相棒としては、本当に長く続けることができると思うよ。
CB223Sは、手のかからないバイク欲しいなと思っているあなたに、ぜひとも乗ってもらいたい。そんなバイクだよ。