うちにビートが来て約3ヶ月2000kmほど走行をしました。
そこで今日は、今わかっているだけではありますが、ホンダビートの欠点や、それはアカンでしょと思うこと、ビートならではのデメリットなどゆるめにディスってみたいと思います。
ホンダビートというちょっと特殊なクルマを気になっている方や、これから検討している方の出鼻をくじこうと思いますので参考にしていただければうれしいです。
というわけで、3か月乗って分かったホンダビートのダメな点を11個あげてみました。
この記事に書いてあるコト
その1:背の高い人はきびしい
ビートはクルマとしてはとても小さい部類に入ると思います。
運転席は非常にタイトです。私は身長が170cmの中肉中背なのですが、とりあえず普通に乗ることができます。
しかし身長が180cmだったり、それを超えてくるとかなり窮屈になるのではないかと思います。
170cmの身長でシートの位置はこのくらいです。後ろに多少のクリアランスができる程度です。
たぶん身長が180cm、それ以上の方は非常に窮屈だと思いますので、高身長の方でビートを考えている方はぜひともシートに一回座ってみてください。
その2:うるさい
ビートはうるさいです。遮音もほとんどなくシートの後ろにはエンジンがありますのでいつも騒々しいです。
屋根もソフトトップの幌なので、いつも風切音やロードノイズが車内に響き渡っています。
普通に走ってもエンジンはけっこう回っているので、それもまたいい感じでうるさいです。
静かなドライブを求める方にはビートは絶対におすすめできません。
その3:雨漏りする
私はまだビートで雨の中を走ったことがないのですが、ほぼすべての方が雨漏りするといいます。
幌の隙間や接合部からの雨漏りはもちろん、ブレーキを踏むといきなり車内に雨水が流れ込んでくるという話も聞きました。
そのためバスタオルなどの常備はしなくてはいけないとのこと。これ本当の話なのかオーナーの方の体験談をコメントなどで教えて下さい。心の準備をしておきたいと思います。
その4:パワステではないのでハンドルが重い
軽のくせにハンドルメチャ重いです。
停車時などはハンドル回りません。今の車のパワステに慣れた方は、けっこうびっくりするでしょう。
ただ昔乗っていたFFのシビックやCR-Xに比べれば軽いかもしれません。
その5:エンジンのトルクがない
エンジンのトルクがありません。高回転型エンジンの特徴といえばそうかもしれません。
いつも比べられるホンダS660と比較してみましょう。
- ホンダビート最大トルク:6.1kgm/7000rpm
- ホンダS660最大トルク:10.6kgm/2600rpm
ホンダS660はターボエンジンということもありますが、最大トルク発生の回転数が2600回転において10.6kgmです。
かたやビートは半分くらいのトルクを7000回転という、かなりの回転数において発生しています。下の回転数のトルクはあまり期待できないことがわかります。
ただ、普通に走る分にはそんなに神経質にならず発進もできますし、流れに乗ることも問題ありません。そこまでひどくないので安心してください。
その6:荷物がのらない世界最小のトランク
これはトランクと言えるのだろうか?
ビートのトランクはクルマのトランクとしては世界最小のトランクと言われています。
ただS660にはトランクさえないのだから、それに比べればマシと言えるかもしれません。
サイズ的にはバッテリーの箱が2個半ほど乗るような感じです。スーツケースなどの箱系のものよりはソフトバッグのように自由な形になる荷物のほうがたくさん乗りそうです。
スーパーのビニール袋であれば3袋程度。ただ壁一枚むこうはエンジンなので熱に弱いものや生鮮食品を乗せることはできません。
その7:トランクにキーの閉じ込めの恐れがある
トランクの開け閉めは鍵でしか行うことができません。
ソフトトップなので、車内にトランク解錠するレバーなどはありません。
間違ってトランク内にキーを置いて閉めてしまうとどうにもなりません。なので私は常に予備キーを携帯しています。
逆に言えば、車内よりもトランクのほうが安全性は高いとも言えますので大切なものはトランクにいれると良いでしょう。
その8:車高が低いことが色々デメリット
ビートの車高は1.175mmです。S660の車高が1180mmなので、それよりも低いです。
ここまで低いと大型トラックのタイヤ直径と同じくらいで、横に並ばれると怖いです。周りからの視認性も悪いのもデメリット
また夜間などは対向車、後続車のヘッドライトが眩しいこともあげられます。
雨の日などの水しぶきは幌の上からかぶることになるでしょう。
その9:乗り降りしにくい
ビートは本当に乗り降りがしにくいです。
まず軽自動車とはいえ2ツードアなので、意外とドアが大きいです。そのため駐車時に隣の車とのスペースに非常に気を使います。
また乗降の際はドアを全開にしないといけません。
前述の車高が低いため乗り降りがしにくいのはもちろん、ソフトトップも低いため頭がぶつかります。
身長170cm程度の私でも乗り降りする時は頭をずいぶんと下げています。女性の乗り降りはかなり気を使うと思います。
その10:乗り降りでシートが痛む
ビートは乗り降りがしにくいので、シートの出っ張りにその都度あたります。
そしてシートが痛むというのはビートあるあるでしょう。
私のビートも例外ではなく、運転席のシートが破れて補修されていました。
乗り降りの際には、この部分に当たらないよう気をつけています。
その11:前後でホイール径が違う
ビートのホイール径は前後で違います。
デザイン上異径ホイールはかっこいいと思いますが、タイヤ交換やタイヤ選択でかなり制限をされます。
当然ですがローテーションはできませんし、4本同じタイヤであれば安かったりする軽自動車タイヤなどを買うこともできません。
まとめ
このような感じで、ホンダビートの欠点というかイマイチなことを列挙してみました。
私の嫁さんは同じくホンダのN-BOXに乗っていますが、これら11個の欠点はいずれもあてはまりません。なんと優等生なのでしょう。
この中の欠点で唯一ゆるされるのは「騒音うるさい」くらいでしょうか。これは裏を返せばエンジン音が楽しい車とも言いかえられます。
その他の欠点は、仕方ないとあきらめあばたもエクボという心境です。
そんな感じでホンダビートの欠点を羅列してみました。ビートを検討している方などの参考にしていただければ幸いです。