スキーブーツの選び方、そして買い方を見ていこう。「私をスキーに連れて行って」などスキー全盛を経験してきた私からすると、今のスキー衰退ぶりはとても悲しいものがある。
なんといってもうちの街にスキーグッズを購入できるショップが壊滅だ。ちょい前まではアルペンやビクトリア、石井スポーツなどが街道沿いに軒を連ね、クリスマスの頃にでもなればスキーやスノボのグッズ販売が始まったものだった。
しかし、現在はそんなショップはどこにもなく・・・キャンプグッズは年中買うことができるがスキー関連に関しては本当に手に入らない。
ウェアやグローブなどはワークマンに任せるとして、スキー本体やスキーブーツはどうにかする必要がある。
そんなわけで今回久しぶりに家族でスキー旅行に行くことになり、オレ以外女子3人分(嫁さん・長女・次女)のスキーブーツやそれに付随するものを選んだのである。
この記事に書いてあるコト
スキーブーツの選び方
スキーブーツは非常に重要なアイテムだと思う。スキー板に関しては多少柔いとか長さが足りないなどは、我々ホリデースキーヤーにとってはなんてことはない。ワックスが乗っていてそこそこ滑ることができれば問題は少ない。
しかしブーツはそうは行かない。足に合わなければ楽しいスキーも地獄を見る。
そんなスキーブーツの選び方をチェックしてみよう。
ビンディングとの組み合わせ
普通のスキーヤーがー使っているビンディングと言えば「アルペン規格ソール」であるからこちらは問題ないだろう。
クロスカントリーや不思議な格好で滑るスキーでなければ、どれを使っても多分大丈夫。心配であればショップに行くことをおすすめしたい。
ビンディングは通常ブーツの長さに合わせてスライドするので、ブーツを交換、購入をした際はビンディングを調整して合わせる必要があることも付け加えておく。
ビンディングは普通後ろ側のものがスライドするようになっている。ドライバーなどでノッチをあげたりすればロックが外れ任意の位置にロックできるはずだ。
ブーツのサイズ
またうちの女子3人の足のサイズは24cm前後でほぼ一緒というのも助かる。
スキーブーツはそれぞれにサイズ表記があるが、こればかりは実際に履いてみないとわからない。
ワンサイズ大きいものを選ぶとよく言われるが、必ずしもそうとはいえない。大きいサイズを選ぶと足やふくらはぎの形状がブーツと合わないこともある。
またブーツ内で足がゆるゆるというのもホールドが効かなくてこれまた痛くなるもと。こればかりは実際に履いてみるのが一番ということになる。
女子であるならジュニアモデルの大きいサイズを選ぶのも一考。柔らかいしビギナーにはいいかもしれない。ジュニアブーツでも25cmくらいはあるので履いてみてチェックしてみてほしい。
シェル硬度(フレックス)
競技やレースをやるわけではないホリデースキーであればビギナーや柔らかいシェルにしておくのが一番。
いつも思うが今のブーツは前バックルばかりだ。昔あったリアシェルがガバッと開いてバックル一つでホールドされるあのブーツがとても欲しかったりする。
適当にホールドされて雪が入ってこなくて足全体が快適なブーツが楽しいスキーになると思っている。
ブーツインナー
ブーツの内側素材のことだが、これも重要になる。シェルもフィットするかにとても大切だが、直接足に接触をしているインナーのほうがフィットするかに関しては重要だろう。
硬いインナーなんてものは我々ホリデースキーヤーには不必要。できるだけ柔らかく快適性を重視することオススメをしたい。
柔くフィットしているインナーはあるきやすさにもつながる。ガチガチシェルに硬いインナーでは駐車場からリフトまで歩くだけでモモが悲鳴をあげるのだ。
ビギナースキーブーツ・オススメ4選
スキーブーツの中でもエントリーモデル、初心者向け、快適性がいいものをチェックしてみた。
ビッグホーンスキーブーツ(Bighorn Ski Boots)
出典:アマゾン
- 3ピースイージーエントリーシェル
- フロントエントリー4バックル
- 1マイクロタイプ&28mmアジャスタブルフック
- 35mm3Dパワーベルト
- トゥ&ヒールプロテクター
初・中級者向けの快適ブーツ。値段も安い。エントリー向けセットによく使われているビッグホーンのブーツだ。
ヘルト スキーブーツ
出典:アマゾン
- モデル:KRONOS 55 (クロノス 55)
- コストパフォーマンスに優れたスキーブーツ。ラスト幅105mmで足入れ簡単シェル採用の超軽量ブーツ。エントリークラス最強モデル
- 片足重量:1420g(24.5cm)、ラスト幅:105mm
- HELD (ヘルト) スキーブーツ 日本製
こちらもビギナーエントリーモデル。格安スキーセットによく組み合わさっているブーツ。値段も安い。
GEN(ゲン) ゲン スキーブーツ CARVE 5
出典:アマゾン
- 幅広快適ブーツ 初心者から中級者にオススメ!
- GEN/CARVE 5/BLACK
快適な履き心地でソフトなフレックスにより疲れにくい。幅広のインナーなので足がいつも痛い方にもいいかもしれない。上部バックルが1つなのもスネやふくらはぎが痛くならないかもしれない。
[グローヒル] スキーブーツ メンズ リアエントリーブーツ
出典:アマゾン
- スキー入門用の快適リアエントリーブーツ
- 脱着が簡単で長時間でも疲れが少ない
- 甲締め機能
- サイズ:23.0~28.0cm
- フレックス:65
令和のこの時代でもリアエントリーモデルが残っているのか!悪いことは言わない。もし快適スキーを考えているならこのリアエントリーはおすすめしたい。バックル一つでガバっとシェルが開く快適さは何にも代えがたい。
ブーツ選びの失敗談(メルカリはやめとけw)
今回年始に北海道スキー旅行に行こうということになった。12月に入りブーツを探し出したのだが・・・うちの周りにショップがないことが判明をした。
忙しい12月とあいまって東京や大きいショップが有るところへ行くとを億劫であった。そこでうちの女子3人のブーツサイズがだいたい24cm前後であることに着目をした。
この付近のサイズのブーツをメルカリで揃えようということになる。女性スキーブーツのボリュームゾーンである24cm前後であるのでそれこそよりどりみどりで送料込4000円前後で手に入った。
3足もそろえば、誰かがどれかに適合するだろうという甘い考えである。
色々なメーカーの24-25cmくらいのブーツ3足が揃った。
しかし問屋は卸してくれない。北海道現地で全員がとっかえひっかえ変えてもみんなどこかしらあたり痛いという。まぁだいたいそんなものだ。
さらにそのうちの1つのブーツのかかと部分が2日目に壊れた。経年劣化で壊れたのだ。最悪。
結局今回メルカリで購入をしたスキーブーツ3足ともダメということになった。壊れた1足は捨てる。残り2足は即刻メルカリ処分となる。
まとめ
スキー板は中古でもそこそこなんとかなる気がする。ブーツサイズとビンディングが合えば。しかしブーツはダメだ。
メルカリなんかでスキーブーツ買うとろくな目に合わないことがわかった。劣化しているブーツだとヒールのパーツが破損する恐れもある。
そもそも安いからではなく、買いに行くのが面倒だからという理由なのでどうしようもない。このようなことは面倒くさがってはいけない。
結局北海道スキー旅の帰り道によった苫小牧のスポーツショップで女子3人のスキーブーツを新品購入した。
いい勉強になったw